エリオット

Last-modified: Mon, 04 Jan 2016 16:00:00 JST (686d)

キャラクタープロフィール

  • 名前:エリオット・アルフォズル・ヴァグネール
  • 種族:一応ヒトから産まれている
  • 年齢:初登場時は20歳
  • 身長:比較的高めだが、凄く高いわけでも無い無難な高さ。
  • 体重:身長の平均よりほんの少し多い
  • 配色:花緑青の髪と翡翠の瞳。ようは青味がかった深緑。肌は黄味を帯びており、白人色では無い。

立ち絵

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+  終盤仕様カラーver(クリックで展開)
エリオット2.jpg

その他

ファーストネームは「王子様っぽい」と言う理由で決まった安直ネームなサブ主人公。
序盤にすぐに明らかになる通り、エルヴァンの第三王子(姉も居るので実質四番目の子)。
幼い頃は神童と称される程度に優秀で、かつ誠実に生きていたが、
それは単に大人に求められるがまま「そうあろうとしていた」だけで、
ローズとの出会いをきっかけに本性を出し、現在に至る。
酒とおっぱいが大好きで下品、がさつで口も悪いダメ王子。
だが魔法以外は文武両道で家事も完璧、何でも出来るマン。
銃を好んで使うが本分は体術で、着飾っていて分かり難いが意外と筋肉質でもある。

性格に関しては、抑圧された末にめんどくせえと放り投げた感が否めない奴。
ただ彼は、基本賢いから分かった上で全部やってるし、その結果はきちんと受け止める。
ある意味、ストレスをためない利口な生き方をしているとも言えるだろう。
場合によっては仮面を張り付ける事もあるが、裏に何も無ければ正直に動くタイプで、
感情も隠さず顔に出す。よって、表情は豊かなほう。
他者の感情には鋭い。そして気付いているくせに気付かぬフリして踏み躙る。
作中の立ち位置は、ヒロイン。単語の性別を無視するようだが、ヒーローではなくヒロインである。

+  生い立ちと本編での流れ(ネタバレ含。クリックで展開)

フルネームに入っている「アルフォズル」とは北欧神話のオーディンの呼び名の1つであり、最終戦での彼の武器がニール(元ネタがグングニル)になる暗示にもなっている。
生まれは勿論、王都エルヴァン。兄2人が「失敗作」であったが為に特に王妃の期待を背負って育っている。王子と言う立場上、友人が居ない幼少期前半を過ごし、王が見かねて年の近いライトレイアを家来づてに紹介した。以降その2人と、2人の兄弟であるレフトガイアとも親しくなる。なお、初対面の際にライトエリオットの壁を見て感じ取り、すぐ様その壁をタメ口でぶち壊しに来ると言う暴挙に出てきている。それがあって現在の「友人・親友」という関係があるのかも知れない。*1
今でこそ雑で粗い性格をしているが所詮はお坊ちゃんで、末っ子である彼は家族には敬語になってしまったり、あと何だかんだで家族の事は好きでもある。
エリオットの体はミスラによって上位版ビフレストとして手を加えられた上で生まれており、その影響で魔力の質が人とは違い、一般的な魔法が使えない。その為、6歳の頃にルフィーナが表向きは「魔法・魔術の家庭教師」として彼のもとに来て、エリオットに「普通よりも硬質」な魔力の使い方として、物質構造の操作を教授した。
エリオットの能力は世界創世の力の縮小版であり、全ての構造を理解していたなら、人間を作り変えたり、というか材料があればイチから作ったりも出来る便利能力。カバリストや錬金術師の理想に近い能力である。彼の魔力は、光として発した時点で若干物質に近くなり、女神の末裔であるクリスはそれに拒否反応を示す。やり方次第では光そのものが完全に物として具現化できるので弾丸にも出来、彼の魔力を撃つ銃はライトお手製。この魔力、劣化版ビフレストであるレクチェはそれが洩れ出ている状態で、エリオットは完成された体であるが故に洩れないので、クリスには普段は感じ取れない。
ルフィーナが初恋の相手である為、比較的彼女に似たタイプの女性を選んでしまう傾向がある。レイア曰く、芯が強そうで色気もきちんとあって出る所が出ている女性が好み。「恋愛の面倒臭さが好き」と何度か描写されており、こういう男は一見女性に理解があるようだが、いざ結婚には全力で向かない。
成人*2も済み、城に盗みに入ったローズと出会った際、彼女の言葉が胸に刺さったエリオットは、その直後からローズに執着する。エリオットの持たない自由を翼に象徴し、そして内面にも持ち合わせる彼女に嫉妬し、羨望し、憎み、しかし焦がれ、そんな感情をこじらせて恋をした。その感情は愛とは程遠く、表面上はローズに尽くしているが実のところ物欲に近い。
手に入らない彼女を求め、その初めての我儘が通らないどころか斜め上の対処をしてくる城の者達を蔑み、それまでの抑圧もあってモノの見事に性格が捻じ曲がっていった彼は、レイアの平手打ちを機にめでたく(?)城出王子となった。ちなみに後にこの時の事を、別サイトの番外編にて「どう考えても俺が悪い」「怒られた時に気付けたらまだマシだったのに」とも言っている。
城を出た後にローズを見つけると、手土産を渡す事で取り入り、表面上と肉体上は彼女の恋人の枠に納まる。
そこからはローズの遺物収集を陰ながら手伝っていたが、その道中でダインによる女神の遺産の呪いを受け、重傷を負い、ローズと離れ離れとなってしまう。そしてクリスと出会い、半ばタカられながらもローズを探すと言う同じ目的を掲げて共に歩く事になったのが第一部冒頭。
クリスローズの身内だとすぐに気付いたくせに男だと勘違いしていたりと思い込んだら疑わない面もあるが、女だと知ってからも特に扱いを変えるわけでもなく、彼女の事が自分の中で大きな存在になった後も、実際は性別なんて関係ないと思っている。ルフィーナに想いを寄せた時のように、王子と言う肩書きではなくエリオット個人を見てくれる事に弱いらしい。この理屈でいくとレフトも恋愛本命対象に入るような気もするが、レフトの性格は控えめなので単純にエリオット好みでは無い。
第一部終了後はローズの遺志を受け継ぎ、姉妹に髪型を指摘された事もあって髪を伸ばしながら(え?)クリスの為に奮闘する。自由の無かった幼少期を過ごしたからか、吹っ切れて自由奔放に動くようになった後は何においても自分の好きなように行動している。やりたい事をやりたいようにやる彼は、自分勝手そのものであり、城に戻った後は着々と敵を増やしていった。ただし、それでもきちんとやらなければいけない事はこなす為、周囲は文句も言えず、これも逆に敵が増える要因であった事は否めない。
ひと悶着あったレイアの事は、美人だと思っているし胸も合格だが、いかんせん彼女は家来であり本命対象にはならない。もしレイア自身がエリオットの事を何とも思っていなければ逆にちょっかいを出していたはずだが、エリオットの「本気の相手では遊ばない」と言うこだわりにより、今までもこれからも距離が縮まる事は無いと思われる。クラッサとは完全に遊び。
周囲の物は全部自分の物、と言うのが当然の育ちの為、率先して欲しがらない割には奪われると癇に障ると言う面倒臭い男。レイアの事も、万が一彼女が他の男と付き合おうものなら内心穏やかでは無くなる。ある意味、大変男らしい性根をしているとも言える。褒めてない。
またエリオットは総じて自分に自信があり、揺るがぬ価値観を持ち合わせ、他人の評価を気にしない。評価を気にしないので、自分を良く見せる気もまったく無い。自分の気に入っている誰かが困っていれば気をまわして助けたり優しくしたりするが、それによって評価を上げる気が無いせいで救う手段の選択が「相手が親切にされても気後れしない方法」優先になり、救ったにもかかわらず逆に怒られたりする事が多々ある。この場合、相手に怒られているうちはまだ良いのだが、相手がエリオットの行動の裏の優しさを拾ってしまうと大変面倒な事になっていく。フォウ曰く「誰かれ構わず気まぐれで優しくして惑わすのはやめたほうがいい」「普段が酷いからたまの優しさが目立つ」……いわゆるギャップによる相乗効果、更に相手からすれば「私だけが彼の優しさに気付いた」などと言う追加要素も加わり、それが王子ともなれば大抵コロッと落ちてしまうのだ。レイアはコレに翻弄されている典型。リアファルも同様。ただしエリオットは本命に対しては自分の評価を上げようと必死にアピールしていくのでこのときめきフラグは立たず、本命にはいつも当たって砕けるという残念な構図が出来ている。ざまあ。
作中では、クリスとしっかり情報共有をしていたならまったく違う展開になっていたであろう箇所がいくつかあり、その情報の足りなさから様々な苦労を強いられる。
フィクサーに対しては、自分と同じような境遇、そして自分と似たような女の趣味、という共通点を見出して同族嫌悪し、更に加えて色々酷い目に遭わされたものの憎んではいないようだ。エリオットにとってあくまで元凶はミスラであり、矛先はそちらになる。ただし、憎んではいないけれどぼこぼこに殴りたいくらいには嫌いらしい。
エピローグでの彼は一見悲惨だが事実だけ拾えば、好きな女と暮らしつつ嫁と子供には定期的に会いに行き、生活費は実家に負担させるという、世の男性の我が儘を全て押し通したような人生を送っている(読者様談)。つまり、同情の余地は一切無い。
どうでもいいが、虫が苦手。

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*1 エリオットライトレイアと出会うシーンは、小説家になろうではなく別サイト限定のレイアが主人公の番外編に描写されている
*2 この世界での成人は16歳